白衣高血圧について
人体のデリケートな一面を表す現象として、「白衣高血圧」が
あります。
これは、家庭などで自己測定した場合や24時間連続血圧測定(ABPM)
では正常範囲にあるものの、医療者、特に医師が血圧測定をしたとき
には高血圧と診断される一過性の高血圧のことをいいます
(家庭で測定する血圧の平均値の正常値は、135/85mmhg以下とされてい
ます)。
心身の活動や環境、季節などの外的な要因などによって、血圧は微妙
に変化します。
白衣高血圧は、外来患者の20%といわれています。
白衣高血圧は治療をせずに2?6年間観察した結果、
24時間連続血圧測定でも高血圧となる頻度は、11から74%
(平均47.5%)という報告があります。
白衣高血圧は、血圧が正常化することもあり得ますが、
逆に高血圧に進展する一段階である場合もあります。
またある報告によると、白衣高血圧の人は、中性脂肪や
コレステロール値が正常血圧の人々よりも高いという結果
も出ています。
白衣高血圧に薬物治療を適用することはありませんが、
経過によく注意する必要があるでしょう。