高血圧は薬で下げるな!
高血圧は薬で下げるな!
浜 六郎

定価: ¥ 720
販売価格: ¥ 720
人気ランキング: 13176位
おすすめ度:
発売日: 2005-09
発売元: 角川書店
発送可能時期: 通常24時間以内に発送
怖い、みんな真にうけている
こんな怖いレビューははじめて見ました。
続々と「私は薬をやめました」と宣言していく。
医学的知識はあまりないのですがと前置きしつつ。
著者に信用できるものを感じたのでと。
怖い。怖すぎる。
薬をやめた人というのは、やめたいという気持ちが先にあり、それを後押ししてくれるなら、何でもよかったのだと思う。
確かに、どう言い繕ってもと薬は毒ですからね。
ただねぇ、そういう毒を少量使ったほうが、結局得る所が多いだろうという判断がうまく患者さんに伝わってないんでしょうね。
損することもあるけど、大局的には得する可能性が高いと現段階では考えられます、と。
で、損するとこだけピックアップして拡大視すれば、こんな本はいくらでもかけてしまうと。
よくよく医師と話してみるという態度が、本を読んで即断するという態度より重要ではないでしょうか。
そんなことを教えてくれる、反面名著です。
薬は飲まないに越したことはない
手にした本書は2006年3月発行の第8版で、2005年9月の初版から短い間に版を重ねており、いかに高血圧と関わりのある人が多いかの証拠であろう。かく言う小生も10年ほど前から定期検診で高血圧を指摘され、2年ほど前から降圧剤を飲むはめになった。
今までレビュアーの書かれた内容を拝見すると、かなり本書の評価は分かれているようである。小生の読んだ限りでは、記述内容・主張とも科学的で説得力のあるものと感じられた。逆にいえば、2004年のガイドラインの改定は、科学的根拠に乏しい。そしてその結果、高血圧患者を増加させ、降圧剤使用増による医療費増を強いるだけでなく、高齢者への安易な投与による自立度低下などのマイナスの影響もありうる。
考えてみれば、血圧の上昇は生理的に必要な血液循環を確保するための適応現象である。原因を解消せずに降圧剤で血圧のみを下げれば問題も起きよう。また、小生も飲んでいるいわゆる「カルシウム拮抗剤」は血管の平滑筋を弛緩させ血圧を下げるが、この作用は血管に限らず全身の組織で起こる。そこで細胞本来の機能を果たせなくなり、例えば、免疫不全を起こす恐れもあるそうである。幸い、小生は境界的な高血圧なので降圧剤の中止にチャレンジする積りである。
勇気付けられる本
私は医学に関しては素人なので著者の示すデータや理論を正面から評価することはできな
いが、私の経験と常識に照らして「高血圧はその原因となるものを取り除かなければならな
い。対症療法的に薬で血圧を下げるのはよくない」という著者の主張は至極真っ当に思える。
論旨の展開も筋が通っているし、語り口にも誠意が感じられる。
実は私自身最小血圧が90を超える高血圧持ちである。以前定期健診で「精密検査を」と言
われ、病院に行って診てもらったら、即座に降圧剤を処方された。薬局で薬を処方してはも
らったものの、帰り道でゴミ箱に捨てた。血圧を上げる原因を探ろうとはせず、また個人差
を一切考慮しないでデジタル的に「血圧が高い→高血圧症→降圧剤」と決め付ける医者の態
度に不信を覚えたからである。こういう経験からも著者の主張はすとんと腑に落ちた。
著者は何も高血圧が危険ではないとは言っていない。危険だからといって薬で無理に下げ
るのではなく、そのもととなる原因を取り除けと主張している。その方法は「生活習慣を改
める」というもので、常識的過ぎて面白みはないが、これまた真っ当かつ腑に落ちる。「血圧
の測定は日中ないしは夕食後に行なう」「測定の前には最低10回深呼吸をする」といった血
圧測定方法についてのアドバイスも親切で役立つ。
私がそうだったように、高血圧持ちで、著者の主張が信じられる人は大いに勇気付けられ
るだろう。著者の主張を支持するにせよしないにせよ、まずは本書を読んでご自分で判断さ
れることをお勧めする。
浜 六郎

定価: ¥ 720
販売価格: ¥ 720
人気ランキング: 13176位
おすすめ度:

発売日: 2005-09
発売元: 角川書店
発送可能時期: 通常24時間以内に発送
怖い、みんな真にうけているこんな怖いレビューははじめて見ました。
続々と「私は薬をやめました」と宣言していく。
医学的知識はあまりないのですがと前置きしつつ。
著者に信用できるものを感じたのでと。
怖い。怖すぎる。
薬をやめた人というのは、やめたいという気持ちが先にあり、それを後押ししてくれるなら、何でもよかったのだと思う。
確かに、どう言い繕ってもと薬は毒ですからね。
ただねぇ、そういう毒を少量使ったほうが、結局得る所が多いだろうという判断がうまく患者さんに伝わってないんでしょうね。
損することもあるけど、大局的には得する可能性が高いと現段階では考えられます、と。
で、損するとこだけピックアップして拡大視すれば、こんな本はいくらでもかけてしまうと。
よくよく医師と話してみるという態度が、本を読んで即断するという態度より重要ではないでしょうか。
そんなことを教えてくれる、反面名著です。
薬は飲まないに越したことはない手にした本書は2006年3月発行の第8版で、2005年9月の初版から短い間に版を重ねており、いかに高血圧と関わりのある人が多いかの証拠であろう。かく言う小生も10年ほど前から定期検診で高血圧を指摘され、2年ほど前から降圧剤を飲むはめになった。
今までレビュアーの書かれた内容を拝見すると、かなり本書の評価は分かれているようである。小生の読んだ限りでは、記述内容・主張とも科学的で説得力のあるものと感じられた。逆にいえば、2004年のガイドラインの改定は、科学的根拠に乏しい。そしてその結果、高血圧患者を増加させ、降圧剤使用増による医療費増を強いるだけでなく、高齢者への安易な投与による自立度低下などのマイナスの影響もありうる。
考えてみれば、血圧の上昇は生理的に必要な血液循環を確保するための適応現象である。原因を解消せずに降圧剤で血圧のみを下げれば問題も起きよう。また、小生も飲んでいるいわゆる「カルシウム拮抗剤」は血管の平滑筋を弛緩させ血圧を下げるが、この作用は血管に限らず全身の組織で起こる。そこで細胞本来の機能を果たせなくなり、例えば、免疫不全を起こす恐れもあるそうである。幸い、小生は境界的な高血圧なので降圧剤の中止にチャレンジする積りである。
勇気付けられる本私は医学に関しては素人なので著者の示すデータや理論を正面から評価することはできな
いが、私の経験と常識に照らして「高血圧はその原因となるものを取り除かなければならな
い。対症療法的に薬で血圧を下げるのはよくない」という著者の主張は至極真っ当に思える。
論旨の展開も筋が通っているし、語り口にも誠意が感じられる。
実は私自身最小血圧が90を超える高血圧持ちである。以前定期健診で「精密検査を」と言
われ、病院に行って診てもらったら、即座に降圧剤を処方された。薬局で薬を処方してはも
らったものの、帰り道でゴミ箱に捨てた。血圧を上げる原因を探ろうとはせず、また個人差
を一切考慮しないでデジタル的に「血圧が高い→高血圧症→降圧剤」と決め付ける医者の態
度に不信を覚えたからである。こういう経験からも著者の主張はすとんと腑に落ちた。
著者は何も高血圧が危険ではないとは言っていない。危険だからといって薬で無理に下げ
るのではなく、そのもととなる原因を取り除けと主張している。その方法は「生活習慣を改
める」というもので、常識的過ぎて面白みはないが、これまた真っ当かつ腑に落ちる。「血圧
の測定は日中ないしは夕食後に行なう」「測定の前には最低10回深呼吸をする」といった血
圧測定方法についてのアドバイスも親切で役立つ。
私がそうだったように、高血圧持ちで、著者の主張が信じられる人は大いに勇気付けられ
るだろう。著者の主張を支持するにせよしないにせよ、まずは本書を読んでご自分で判断さ
れることをお勧めする。